【SF6】「マスターになるまで」はチュートリアルでしかなかった話【地獄の始まり】

SF6_MR960MR1500 ストリートファイター6
SF6_MR960MR1500

ジンです。

ストリートファイター6にハマり、先日見事マスターまで到達できたことは記事にさせていただきましたが、本当の地獄はそこからでした…。

マスターになるまではあくまでもチュートリアルだったのか。
そう思えるくらい、苦しい期間になりました。

一時期もう立ち直れないほど沈み込んだものの、何とか形になってきた気がするのでその間にあったこと、気付いた話などを。

現在、有名ストリーマー達が格ゲーと格ゲーマー自身の面白さに気付いてくれて、スト6業界がものすごく盛り上がっていることもあり、新しくストリートファイターにチャレンジしている方も多くいらっしゃると思います。ストリートファイターを始めたものの、なかなか上達できず苦しんでいる方へ、何かしらプラスになる内容が届けられたら幸いです。

あ、それ以外にももちろん、僕が苦しんだ話を楽しんでもらえれば僕も報われますので良かったら。
それでは本文。

『MASTER』になってからが地獄の始まりだった

前回の記事で何とかマスターに到達した僕でしたが、そこから本当に苦しみました。

『MASTER』のランクマッチからは『マスターレート(MR)』という数値が付与され、勝敗により増減します。初期値は1500から。

ジン
ジン

先にスト6の世界に飛び込んでいた3D格ゲーマーの友人達もなんだかんだMR1700~2100をキープしている印象だったので「ここまでもすんなり来れたし1500下回ることはないっしょ😂」なんて楽観視していた自分を殴りたい。いや、実際この後、殴られるぐらい酷い目に遭います。

まずは味見、とランクマッチに潜ってみた僕。全然勝てません。ストレートでMR1200台へ

そこから少し持ち直し、MR1300台へ復帰。ああよかった、何とかなりそう。
と思ったタイミングで、VF業界の大先輩『豪傑』大須晶(@ohsuAK)が、プロゲーマーのぷげら(@pgr_pgr_)さんに僕のコーチングを依頼してくださり、しかも快諾していただけたとのこと!!

この時点で大歓喜。

もともとエド動画を観漁る中で、ぷげらさんのエドはよく拝見させていただいてました。
「綺麗なプレイする人だなあ」と素人ながらに感じて、ぷげらさんのTwitchYouTubeはめちゃくちゃチェックしていましたし、その話をいただく直前に放送されていた、ぷげらさんによる大須さんのコーチング動画もしっかり鑑賞済。(単純に面白い&ふたりの人柄もわかるのでオススメ)
この機会をいただいたから言うわけではなく、本当に好きなプレイヤーだったのでめちゃくちゃ嬉しかった半面、

「こんな課題だらけの状態でそんな身の程知らずのコーチング受けていいのか…?」
「こんなん見られたら他のバーチャファイターに申し訳ない(下手すぎて)」

とか思ってました。
実際一番大事な基本コンボすら安定してないし、キャラ対もほぼゼロ。自分自身で片付けなければいけない課題だらけ。でもこんなチャンスそうそう無いぞということでコーチングの日まで聞きたいことをいくつかメモ。

そうして迎えたコーチングの日。

ジン
ジン

MR1300ちょっと。
このままでプロゲーマーの配信にお邪魔するのは恥ずかしい!!気がする。1500まで盛り返してからコーチング行こ♪

なんて考え、予定の数時間前からランクマッチをスタート。

…。

気付いたらMR1100🤮
オワッタ
逃げたい😇

けど逃げるわけにも行かず、その状態で予定時間を迎え…。
配信始まる前、大須さんと少し話したら「そのぐらいのほうが教え甲斐あっていいと思うよ」と。

どうなってんだ格ゲー業界はいつからこんな優しい世界に…。
「逆にMR1700とか1800まですんなり行ってたらコーチングする必要無いでしょ」と。

うーんまあそう言われたらたしかにそう。
腹を括ってぷげらさんの配信にお邪魔することになったのでした。。

プロゲーマーのコーチングを受けるの巻

↑こちらがその回をまとめ、YouTubeにあげてくださった動画。

なんていうか…。
これ観て一番最初に思ったのは、ぷげらさん優しいな、と。

というのも、しょーーーーじき、めっちゃ酷いプレイしたんですよね自分。ナゾの緊張もありましたが、単純に練習不足のミス多数、よくこれでマスターになれたとか言えたな、ってぐらい。
そういう場面は上手くカットしながら要点をまとめてくださってて…。

神か。
おじさんはそれまで以上にファンになりました🥰

ちなみに一番最初に要点として伝授したいただいたのは上の動画の通り『自キャラの得意な距離を把握する』だったのですが、それ以外にも『強Pを撃つ時に状況確認しながら次の技を選択する』だとか、エドの強み『溜めフリッカーの活かし方』だったりも丁寧に説明してくださって、そちらは別の動画でも取り上げられていましたのでエド使いの方はぜひ。

もうひとつ、印象的だったのは、色々と質問させていただいた中、どの質問にも的確にわかりやすく即答で答えてくれたこと。
配信を観に来てくれた方、みんなそう思ったんじゃないかな。

さすがプロゲーマー。
これがプロゲーマー。

とても為になったし、それ以上に更にモチベーションが膨れ上がる一日となったのでした。
ぷげらさん大須さん本当にありがとうございました。僕もっとガンバリマス。

デビル化ならぬゾンビ化が止まらない

さて、前項でプロゲーマーからコーチングを受け、まずは意識すべき立ち回り方も伝授され、モチベーション爆上がりの僕、気持ち新たにランクマッチへ再突入。

秘伝を伝授してもらっちゃったし、いきなり勝てるようになっちゃうかもな…デビル化…デビルジンになってしまうかもしれないな。フフフ…。

…。

(勝てない)

「ま、まあまあ、今はまだ新しいことにチャレンジしている最中だから」

自分で自分に言い訳をしつつ、負ける負ける勝てない負ける…。

気付くと自分のMRは1000を切っていた

お、俺はどうなっちまうんだ。
何をしているのかもわからなくなり、気分は完全に地底奥深くを彷徨うゾンビ

俺はもう助からないかもしれない。
遺書になりかねないノートのメモは課題が増えていくばかり。

あまりにも何もできない。
なんだかダイアのランクマッチで対戦していた時の内容よりも酷い気がする
自分も、相手も。

距離戦、コンボ、リーサル判断、パリィ、インパクト、ゲージ管理、キャラ対etcetc…..
ランクマッチをプレイしていても、できなすぎる自分にイライラしてきた。
異常に画面が見えていない。対空、インパクト、反応も悪い。

「意識の問題だよ?」と何人かの方からアドバイスを貰いました。
いや俺なりに意識してるよ!?でも間に合わねえんだよおおんん😭オロローン

20年ぐらい前、人にアドバイスをした時「それはできる側の考え方でしょ」と言われたことを思い出しました。あの時あの人はこういう気分だったのかしら。

これがおじの限界か。いやそんなはずはない。(反語)

こんな状態でも、まだ楽しい。まだやれることはあるはずだ。
戻るんだ、地上に…。

1日ひとつだけ、強くなる

コレダ!!!!!!

どこかで聞いたことのある言葉ですが、とにかくこれが大事なんだと再認識。
それまでの自分は、あれもやらなきゃこれもやらなきゃでどれも中途半端な状態だったんですよね。コンボ安定させなきゃといいつつ、いろんな場面のコンボを身に着けようと、中途半端なまま違うコンボの練習始めたり。対空意識しなきゃといいつつ、相手のラッシュを警戒してしまったり。ゲージ管理が大事だと思っていたのに、コンボに行けるからと全部吐き出して勝手にピンチになってみたり。

この状態、ハッキリ言って無理です。
下積みもなく全教科同時進行で100点取ろうとしているようなもので、単純に効率悪いです。

もうね、全部捨てましょう
その時やりたいことを、ひとつだけ意識する
それが身につくまでは、他のことは一切忘れる

例えば「対空もうちょっと頑張ろう」と思っている時は、コンボとか起き攻めとかインパクトとか読み合いも全部忘れて、常に上を見て昇竜コマンドの準備をする。ラッシュで突っ込まれようが昇竜コマンドミスろうが、インパクト食らおうが気にしない。

この意識に変えてから、自分はだいぶ変わりました。
マスターになるまで殆ど捨てていた対空や、反応できなかったインパクトなど、だいぶ準備できるようになったのです。

課題リスト
  • 状況確認もしていない入れ込みを減らす
  • コンボミスを無くす、高くする
  • バーンアウトしない/相手がバーンアウトしても焦らない
  • やっぱり対空が大事(飛びづらくさせる/飛びたくさせる)
  • SA2をたくさん回せるようにする
  • 安全飛び(詐欺飛び)をできるだけ使う
  • 結局シミー(投げ抜け誘い)が一番の強行動
  • 投げ抜けはある程度捨てる
  • 自キャラのネタはたくさん使う
ジン
ジン

このあたりを順番に意識しながらランクマを回しました。
詐欺飛び含むネタ関連に関して、「相手もどうせわかってるし」と使わなかったりするかもしれませんが、意外と相手はわかってません。普通にOD無敵とか撃ってきます。それに、わかっていても強いからネタなのです。使えるところはどんどん使いましょう。

地上(MR1500)が見えてきた

ここまでの内容とは別に、毎日何らかの気付きもありまして。

  • レバーレス特有の簡易入力を覚える
    これ、最初に知っておくべきでした。後からだと入力の癖を直したり、コンボ覚え直したりするのも面倒。結局今は根性入力がほとんどメインでプレイしています。レバーレスを購入したらすぐに確認しておくのがオススメ
    (簡易入力リストは冷血さんのところにまとめられています)
  • モダンやってみた
    モダンの1ボタンSAや1ボタン対空が羨ましく、自分で使ってみてはどうかと触ってみたのですが、通常技を出すだけでも複数のボタンを組み合わせる必要があったり、ダメージを出すためにはコマンド入れなければならなかったり、覚えるのは意外と難しい。自分には合わない、と断念。自分では使えなかったこともあり、モダンに対しての不公平感みたいなものも無くなりました。
  • 苦手なキャラの対策は使っている知り合いに教えてもらう
    わからないキャラだらけの中、僕の場合はマリーザが嫌いで嫌いで…。困っていたら同じくバーチャファイターのジュリエッタ紗羅(@teahand20)がマリーザ戦についてわかりやすく要点を教えてくれて、途端にマリーザ戦が楽になりました。今では対戦するのちょっと楽しいぐらい。こういう感じでいろんなキャラの対策を覚えていくとゲームそのものが楽しくなるかも。
  • 色々な場面で、コマンドを入れておくことで初段ヒット時のみ連続技になる技がある(※)
    ある日トレモで気付いたのですが、これを知ってからかなりダメージチャンスを逃しづらくなりました。入れ込んでいいんだ!と知ってからはだいぶ対戦が楽に。
ジン
ジン

※この「ヒット時のみ動ける」という状況、実はバーチャファイターでもあるのですが、技のヒット/ガード時の有利フレーム数に差があることを利用して、一定のタイミングでボタンを押すとヒット時のみ自キャラが動けるタイミングという状況が存在します。
ストリートファイターでもこういった状況がたくさんあることに気付いてから、ヒット確認に意識を割かなくて良い場面が増えました。「プロゲーマーはなんであんなにヒット確認が速くて正確なんだ!?」と感じていた点についても、全部では無いにしろ、自己解決。

そのあたり意識しているうちに、徐々にMRが増加。調子が悪い時の最低ラインも上がってきました。

バーチャファイターで段位戦(ランクマッチ)をしている時にも思うのですが、誰にでも調子が悪い時はあるものの、強い人って落ちても〇〇〇〇まで、なんですよね。

「最高でどこまで行けた」よりも「ここより下には下がらない」というのが本当の実力かなと僕は考えています。
なので、少しずつ、下がっても1300、下がっても1400とボーダーが上がっていくうちに自信がついていきました。

そしてある日遂に、MR1500に復帰

まとめ

一時期もう辞めたほうがいいんじゃないか、と思ってしまうぐらい苦しんだものの、何とかマスターのスタートラインまで戻ってくることができました。

その中で思ったことは、

「MR1000もMR1500も大した差は無い」
ということ。でも、大小ミスの有無が積み重なって数字の差になっているだけです。

それと、文中でも書きましたが、MR1400以下のランクマッチは、ダイアやプラチナで戦ってきた対戦内容と大差ありません。”マスターになるだけ”なら、数をこなせば、相性の良い相手とたくさん当たれば、運が良ければ、昇格は可能です。

なので、自分のようにマスターに上がることができたものの、苦しむプレイヤーが出てきます。
言葉を選ばずに言うと、何かが足らないままマスターになったプレイヤー達。

“足らない”から、マスターになったばかりのプレイヤーに負けてしまい、MRが下がっていきます。ここで大事なのは「そういったプレイヤーと当たり続ける」ということ。

これ、考え方なんですが“それまでのおさらい”をさせてもらえている、とも考えられて。

そう考えながらひとつずつ課題を片付け、できることが増えていくと、辛かったランクマがだんだん楽しくなってきました。
そうして迎えたバージョンアップ前最終日のプレイがこちら。

MR1500付近に留まれるようになり、今度はMR1600が見えるラインにまで!!
自分のミスを相手のせいにして発狂することも減り、気持ちの良い勝ち方ができるシーンも増えてきました。

今回は流行りのストリートファイターでチャレンジしていますが、バーチャファイターはもちろん、鉄拳に熱中している時も本当に楽しかった。

格闘ゲームは、楽しい。

現在毎週のように、ストリーマーとコラボした配信イベントが行われています。
これまでFPSなどでしか知らなかったストリーマーやVtuberが、ストリートファイターに熱中し、本気でプレイしているのを観て、嬉しい反面、悔しい思いも、少し。

バーチャファイターも、面白いんですよ、すごく。
シリーズが上手く続いて盛り上がっていたら、あれがバーチャファイターだった世界線もあるのかなと思うと若干寂しい。

全然時間かかっても良いから、またバーチャファイターもたくさんの人に面白さを知ってもらえたらいいなあ。

少し長くなってしまいましたが、今回はこのあたりで。
ではでは、また。

自分が使っているコントローラーはこちら

僕はこちらのレバーレスに、Kailh × Lofree Ghost Switchというリニアタイプのキーボード用キースイッチを換装して使用しています。めちゃくちゃ打感が良い上に静かで、本当にオススメしたいのですが今はどこも在庫が少ないようで…。たまにAmazonにも入荷しているのでもし見つけたらぜひ試してみてほしいです。メルカリとかで買ってしまうのもアリ。

僕のストリートファイターはこちらで配信しています

バーチャファイター以外のゲームはTwitchで配信していることが多いです。気が向いたらぜひ一度覗いていただけたら。観ている人も少なく、色々とお話もできると思うので、コメントしていただけたらとても喜びます。配信しているゲームに関連しないコメントも大歓迎!!

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