ジンです。
VFesportsリリース以来、昨年まで『Victrix Pro FS』という重め渋めのアケコンを使用しており、デザイン含め気に入って愛用していたのですが、2024年夏、パンクワークショップから、好みどストライクなアケコンが発売されまして。
こういう、シンプルな渋いデザインのモノ好きなんですよね~、アケコンに限らず。
とりあえずで買ってみたものの、想像以上に期待以上だったのでそのままメインアケコンにすることにしました。
今回はこれまで使っていたアケコンに比べて良かった点について紹介しておきます。
それでは本文。
『PWS FS』シリーズとは

PUNK WORKSHOP(以下PWS)がリリースした初のアーケードコントローラー(レバータイプ)。レバーレスコントローラーでも絶大な人気を誇るPWSが、昨年発表、リリースしたモデルになります。
レバーレスと同じ24mmボタンのタイプと、これまでのアケコンと同じ30mmボタンの2タイプ。

24mmも30mmも試しましたが、昔からのアーケードゲーマー、アケコンユーザーほど、30mmを絶対におすすめします。
僕が24mmを使用していると「あるはずのところにボタンがない!!」みたいなことがちょこちょこありました。
逆に、これからレバーアケコンデビューする、という人なら24mmを選ぶのもアリ。理由は運指が短距離で済むから。
- 寸法:(幅)約38cm × (奥行)約22.5cm × (高さ)約6cm レバー装着時11.5cm
- 重量:約2.0kg

Vicrix Pro FSは、
寸法:約41cm × 約28cm × レバー装着時12cm
重量:約3.5kg
でした。かなり持ち運びやすくなりました…!!

レバーレスでも好評を博していたマグネット式開閉機構を備えており、開こうとしなければ開かない絶妙な磁力で、上側だけを持って持ち上げるなどしても、開いてしまうようなことはありません。中も広く、整理されていてメンテナンスも楽々。
さりげなく入っているレバーにも注目。これはPWSがアケコン用に開発した新型レバーで、ワンタッチで取り外し&ケース内に収納が可能。ニュートラルへの戻りの速さを重視して製作されたとあり、感触の違う“シリコンラバーレバー”と“スプリングレバー”の2種類から選ぶことができます。
更に、ストロークと応答性に優れた新型ボタンを搭載しており、薄くてかっこよくてこちらもめちゃくちゃスタイリッシュ。マウスのようなクリック感があるもののうるさすぎず、ハマればめっちゃ気持ちが良さそう。今流行りのFlashTapと似た触感だなと感じました。

レバーもボタンもちょっとクセがあり、三和製に慣れたプレイヤーだとかなり違和感を感じるかもしれません。レバーはグニャっとしている感じ。ボタンは僕的には薄すぎて押し込んでガードしている感覚に至らず。結局、別のレバー&ボタンに換装しました。注意点として、ボタンの換装にちょっと難が出てくるのでその点については別項にて。
レバーの取り外しと、ボタンのかっこよさ、どちらもかなり魅力的なんですけどネ。
PCのみで使うのか、PlayStationまたはSwitchにも対応させたいのかで、選ぶ基盤が変わります。
- PCのみ対応: PKB基板(公式価格:39,980円)
- PC/PS/Switch対応: Brook P5 Plus基板(公式価格:54,980円)
上記の通りかなりの価格差が発生します。この価格差が気になる場合は、少し手間に感じるかもしれませんが、コンバーター(7,000円程度)を併せて購入するのも手です。遅延は全く感じられず、別のコントローラーにも使えます。
Brook Wingman FGC Fighting Stick Converter
※現在Amazon、PWS公式ともに品切れ中。FGC2も販売されてますがPS4対応と記載がないので注意
コンバーター、と聞くと人によっては「悪いものなのでは」と感じる人もいるかもしれませんが、こちらの製品はPWS公式でも対応商品として紹介されている他、ストリートファイターなど多くの格闘ゲーム大会の大会規定に準拠しており、公式に使用が認められているものです。
「絶対に大丈夫!!」とは言い切れませんが、僕もこれを使用しています、とだけ。
Victrix Pro FSから乗り換えて良かったこと
軽くなった
やっぱりコレ。約半分の重量になったことはとても大きく、持ち運びしやすくなりました。
大き目のカバンを使っていることもあって、寸法についてはそこまで差は感じません。
開閉がラクでカスタムしやすい
マグネット機構のため、カスタム、故障時などドライバー不要で簡単に開閉が可能。予備のボタンをつけておくことができるサイドスロットが、さりげなくあるのもオシャレ。
Victrix Pro FSもワンタッチ開閉でしたが、若干狭めで、レバーの換装時など少し大変。また、ボタン穴がかなりきつかったのでボタン取り外し用のツール必須でしたが、PWS FSシリーズは非常にスムーズです。ストレス大幅軽減。
冬、冷たくない
Victrix Pro FSユーザならわかると思います。
アルミ製のボディが、めちゃくちゃ冷たい。
これ、気にならなくなったの地味に大きいです。
僕のカスタム
レバー
標準のレバー、取り外し可能はかなり魅力的なのですが、VFesportsリリース以来愛用しているASIのゴールデンレバーをどうしても使いたい。
戻りが早いことが評判で鉄拳プレイヤーに広く愛用されているゴールデンレバーですが、こちらは自分用にカスタムしてもらってあることもあり、戻りは早いけどOTTOのように可動域が狭いわけでもなく、カチカチとした操作感も気持ちが良くて。
あとさりげなくですが僕のゴールデンレバー、表のプレートに写真までプリントしてもらっちゃってて、愛着湧かないわけもなく。
ただこれそのままだとちょっとつかなくて…。


標準のレバーを外し、ゴールデンレバーを置いてみたのですが、穴が合わない。更に、レバーを置くためのクリップが邪魔。
…。
クリップ剥がして無理やりネジ止めしてやりました。破壊覚悟。
無事動いたし使えるしコレでいいんだ俺は…。

装着してから気付いた(Xで教えてもらった)のですが、どうやらゴールデンレバー装着用の『レバーマウンター』がくろまき工房さんから発売されておりました。
皆さんはよく調べてからカスタムしてください😂
ボタン
PWSの新型ボタン、たしかにかっこいいのですがちょっとクセがあり、自分はやっぱり押してる感が欲しい。そこで、レバーレスアケコン製作後に色々と試行錯誤した中で辿り着いた“推しボタン”を採用することにしました。


『SiTong』というメーカーが作っている薄型メカニカルボタン。
中のスイッチを、キーボード用のキースイッチと入れ替えて使うことができます。
キーボードが好きな人でもないと何を言っているかわからないと思うのですが、要は「気に入っているキーボードと同じ打感にできる」という感じ。重さだったり、クリック感だったり、ストロークだったり。
あえて重めにして簡単に反応しないようにしたり、マウスのようなカチカチ感だしたり、リングを入れて静音化したり、意外とカスタム甲斐のある部分です。
そしてこのボタンを採用した最大の理由。“薄型”であること。


こちらは少し前にXにポストした、ボタンの大きさについての画像です。
厚めのGravityKS(三和ボタンとほぼ同じ)と比べてかなり薄く、端子が横向きについています(FlashTapやSiTongも同様に横向きに挿しこみ可能)。端子が横向きについていることで、コントローラーボックス内の配線も薄く綺麗に設置が可能となるわけです。

こちらは今回紹介したアケコンのボタン側の配線画像。美しい…のですが。
このままボタンだけを換えていくとなると、従来の縦型端子のボタンだと難しいです。3~4ボタンぐらいならこのままでも何とかなりましたが、全部のボタンを交換しようとすると配線を長く引っ張り出す、または延長/交換する必要がありそうです。
- 打感
- 配線
この2つの理由で、僕はボタンを変更しました。とりあえずバーチャファイターと鉄拳でしかレバーアケコンは使わなそうなので4ボタンだけ。
まとめ
PWSの新型アケコンについて紹介してみました。
これまでと比べて良くなった点、つらつらと並べてみましたが、最後にVictrix Pro FSの良いところも。
- PlayStation4/5 公式ライセンス
コンバーター不要でPSでも使用できるのはやっぱり安心。 - 持ち手がついている
何気にコレ、オフラインイベントの時ホントに便利でした…。 - 重量がある分、プレイ時に安定感がある
レバーアケコンを扱う際、かなり重要な要素。 - イベント時など、Victrixブースに行けば無料でレーザー刻印してもらえる
“自分だけのアケコン”感あってよき。
ん~、特に最後のレーザー刻印。ブログマークやカゲのデザイン入れてもらったりで、めちゃくちゃ愛着のあるアケコンになりました。今後とりあえずは飾ってお…きたい。(場所がない)
ありがとうVictrix Pro FS。

あ、最後に。
この『PWS FSシリーズ』を購入したくなった方、PWS公式サイトで購入可能です。
現段階では、入荷しても即品切れになる商品なのでちょくちょくチェックするといいと思います。

ちなみに海外公式では在庫はちゃんとあり、円安ではあるものの、割と安く買えます。自分は海外公式から購入しました。クレジットカードでしか購入できませんが、不安な人はPayPalとか登録するといいかも。
来週には遂にVF5REVOリリース!!
このアケコンでやりこむぞーー
ではでは、また。
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