どもども、ジンです。
バーチャファイター新作公開の気配が近付いているので、このあたりであらためておすすめゲーミングモニターの紹介でも。
ゲーミングモニターを選ぶにあたって重要な項目/ポイントについては過去記事“【2020年6月】激安ゲーミングモニター3選+α”と重複しますが、あえてこちらでも紹介させていただきます。
この内容では『リフレッシュレート』や『応答速度』について触れていますが、基本的に【見出し】と【太字+赤マーカー】の部分だけ抑えればOK。マーカー以外読み飛ばしても大丈夫です。
「細かいことはどうでもいいからどれ買えばいいかだけ教えて!」って人は『おすすめモデル』項まで飛んじゃってください。
では本文。
選ぶポイント
ゲーミングモニター(ディスプレイ)。
普通のテレビじゃダメなの?
何が違うの?
本当によく聞かれる質問です。
まずはこの点と、モニターを選ぶために判断する項目、基準について。
応答速度-表示遅延【重要】
ゲーム機から送信された情報が、モニターに表示されるまでの時間を表します。
言い換えると、あなたが入力したコマンドがゲーム画面に反映されるまで、です。
この数値が大きいと、単純に表示までが遅いだけでなく、画面がカクカクしたり、残像が残ってしまうと言われています。
スマホゲームや古いコンシューマーゲーム機などで、ボタンを押してからゲーム画面に反映されるまでのレスポンスが悪くてイライラしたこととかありませんか?
あのストレスを減らすことができます!
特に格闘ゲーム、FPSでは『超大事』。
せっかく相手の行動に反応したのに、反映されなかったら悲しいですよね。。
この数値、通常の応答速度、という表記と、”GtoG”という表記で表されることがありますが、格闘ゲーム目的で参考にする場合は、”GtoG”の数値を参考にするのが良いとされています。
参考までに、
通常の応答速度⇒白から黒、または黒から白に変わるまでの速度。
GtoG⇒Gray to Gray(この場合のGrayは中間色を示します)、要は中間色から中間色に変わるまでの速度を示します。
この速度は、『〇〇ms』で必ず表記されていますので、
※ミリセカンドの略で、〇/1000秒を指します。
“1ms以下”のものを選ぶようにすれば、まずストレスはありません。
※通常のテレビだと8ms以上のものばかりです。”ゲームモード”など搭載していたとしてもです。
僕がネットで調べた中で、
『応答速度はメーカー毎の実践値』
(要は当社比??)
という話がありました。
もしこれが本当だとすると、聞いたことのないメーカーは危ないので、後述するメジャーなメーカーのものを選ぶのが安全だと思います。
リフレッシュレート-書換速度【重要】
1秒間に何回画面を書き換えてくれるか、です。
単位はHz(ヘルツ)。
パラパラ漫画などがよく例に出されますね。
リフレッシュレート高低の違いはこれがわかりやすい。
そしてモニターを選ぶにあたり、一番に注意したいこととして、
『PS4やNintendo Switchは、60fpsまでしか対応していません』
※ここで言うfps(frames per second)はゲームごとに設定された画面数/秒の数値です。
PS5やXbox SeriesXなどの最新ゲーム機でも、120Hzまでの対応です。
更に付け加えると、これらの最新ゲーム機でプレイすればどのゲームでも120Hzで遊べるわけではなく、対象のゲームが120Hzに対応している必要がある他、これまでに発売された対戦格闘ゲームは、伝統的に60fps固定で作られています。
要は、PS4やSwitch、オンライン格闘ゲームを遊ぶだけなら、60-75Hzに対応していれば全く問題ないのです。
逆に言うと、これらのゲームしか遊ばないのに高リフレッシュレート(144~240Hz)に対応する高価なモニターを選んでも、宝の持ち腐れの可能性も。
と言いつつ有名なこんな記事が。
60fps固定で動作するはずの格闘ゲームにも関わらず、144Hz以上のモニターを使用することでヒット確認が容易になるなどの効果が実証されたという記事。面白いです。
上記の記事が気になった方、PS5やそれなりのスペックのPCをお持ちで、
「最大限にゲームを楽しみたい!!」
と考えているなら、144Hz以上に対応するモニターを選ぶのはもちろんアリです。
ちなみにFPSプロゲーマーによると「60Hz⇒144Hzに変えると目に見えて精度が上がる、本気でFPS強くなりたいなら144Hz以上のモニターに換えることは必須」と言う方が多数。
但し144Hz⇒240Hzに関しては人の目ではわからないかも…とのことでした。
私も60Hzまでしか対応していないPS版APEXからPC版APEXに移行して、その動きの滑らかさと狙いやすさに感動しました。。
にしてもこれ、
FPS(First Person shooter)とFPS(frames per second)、まぎらわしい…。
ちなみに言うと、
First Person shooter⇒一人称視点のサバゲー、
Third Person shooter⇒三人称視点のサバゲーを指します。
前者はApex、後者はFortniteなどが有名。
液晶パネル【割と重要】
人によっては「最も重要」とも言える液晶パネル。
語りだすとキリがない完全な沼なのでここでは簡単にメリットデメリット、およびその特徴を紹介。
現在主流のパネル種類は大きく分けて三種類。
種類 | 価格 | 応答速度 | 視野角 | 画質 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
TN Twisted Nematic | 安 | ◎ | × | 〇 | コストが安く 応答速度が速い ゲーム向き |
IPS In-Plane Switching | 高 | 〇-◎ | ◎ | ◎ | 画像編集 映像鑑賞 比較的万能 |
VA Vertical Alignment | 安 | △ | 〇 | 〇 | 黒の発色に強く 映像鑑賞向き |
応答速度と視野角については前述の通りですが、ここで気にしたいのは”視野角”。
TNパネルは横から、下からなど正面以外から見ようとすると非常に見づらくなります。
左がTN、右がIPS(参考:Gamersnexus)
一人用で遊ぶゲーム用途であれば問題ありませんが、複数人で見る、寝転がって観るなどを考えているのであれば、IPS液晶やVA液晶のほうが向いている、という感じです。
IPSは色も綺麗に出やすいので、RPGや映画を楽しむのに向いています。
パネルそのものを製造しているメーカーの中では【AUO】製のものが品質が良いと評判のようです。
ただ商品説明欄にパネル製造元が記載されていない場合が多く、判断するとしたら、
『24.5インチのものを選ぶといいかも』
という情報が耳にしました。未確認ですが参考までに。
解像度【知ってたほうが〇】
解像度とは、1インチあたりに含まれるドット数のことです。
Dots per inch(Dpi)で表されます。
要はどれだけモニターに画素数(色)を映せるか。大きければ大きいほど綺麗で鮮明に見える、と。
これも抑えておきたいのは三種類。
種類 | 解像度 | 画素数(約) | 特徴 |
---|---|---|---|
フルHD Full HD,FHD | 1,920×1,080 | 210万 | 殆どのゲームがコレ |
WQHD | 2,560×1,440 | 370万 | 今後主流になるかも? |
4K QFHD,Quad Full-HD | 3,840×2,160 | 830万 | むちゃくちゃ綺麗 |
PCの設定をいじったことがある方ならわかるかと思いますが、解像度が大きければ大きいほど画面は細かくたくさんの情報を表示できます。
大きいモニターで複数の作業を同時にする人なんかはお金出して良いモニター買うのもありかも?
ここで注意したいのは、たしかに映像がキレイ、とは言っても、これを出力するためには、それなりの性能(PCおよびグラフィックボードの画像処理能力)が求められるということ。
これまでと同様、あなたの用途にそこまでのスペックが必要か、また、使用するPCがその出力に足るPCかどうか、よく考えて選びましょう。
現状、ゲーム目的であればフルHDで十分だと思います。
Steamの統計データでも1920×1080が主流(参考:Steam)
メーカー【重要】
様々なPCブランドがありますが、ゲーミングモニターを選ぶ際は、”ゲーミング”というジャンルに関して、それなりに信用のあるメーカーから選んだほうが後々後悔しないと思います。
代表的なメーカーはこちら。
僕はもう一枚、EIZOというメーカーのモニターも使用しています。
10年前は応答速度の速いモニターは希少で、結構高かったんですけどね…今ではあんまりゲーミングモニターに力は入れていないようです。
他が安すぎ。。
VESA規格【人によって重要】
VESA規格、VESAマウントと表記されます。
液晶ディスプレイやテレビなどの映像機器を、壁掛け金具・アーム・スタンドなどに取り付ける際に使うネジ穴の間隔について定められた国際標準規格のことです。
要はこれに対応したモニターとモニターアームを揃えれば、ちゃんとくっつくはずだよ、という。
ディスプレイサイズ | VESAマウントインターフェイス | 最大重量 |
---|---|---|
12 ~ 22.9型 | 横 75mm × 縦 75mm 横 100mm × 縦 100mm | 8kgまで 14kgまで |
23 ~ 30.9型 | 横(100+100)mm ×縦 100mm | 22.7kgまで |
31 ~ 90型 | 横 200mm × 縦 200mm ~ 横 1000mm × 縦 1000mm | 113.6kgまで |
サイズや重量、モノによっては上記と異なる場合があるそうなので、念のため商品ごとに確認を。
「机を広く使いたい」
「モニターの位置を動かしたりしたい」
という人はこれに対応するものを選んでおくのがオススメです。
僕もモニターアームを使用していますが、モニター下のスペースが使えるようになり、すっきりして便利ですよ~。
スピーカー【ほとんど気にしなくていい】
“ほとんどのモデル”に関しては気にしなくていいと思います。
というのも、モニターについているスピーカーの性能なんてたかが知れてるし、ついていなかったとしても手持ちのヘッドフォンやスピーカーなどを接続すればいいだけ。
それなりに良い音を鳴らしてくれるスピーカーも、Amazonでいくらでも出てきます。
このあたり安いし全然オススメ。
僕もひとつ持っています。
あとは、電源はUSBだったり色々だから、一応そのあたりも確認して選んでもらえたらと思います。
「スピーカーのこと書いてなかったから気にせず買ったら後で買い足すハメになった」
なんてことにならないよう念のためのご紹介。
また、冒頭で『ほとんどのモデルに関しては』と書いたのは、本当に一部のモデルですが、スピーカー無し、オーディオジャックも無しというモデルが存在するようです。
こちらのモデル、セールの時などは1万円前後になるという非常にコスパの良い商品なのですが、オーディオジャックが無いため、PSのコントローラーから音を取る、PCから音を取るなどしないといけないため、オンラインでのゲームを楽しむためには度々面倒が発生する可能性がありますので、不安な人や複雑な使い方をイメージしている方は確認を。
FPSを楽しむためには『音』の要素が非常に大事ですので、ヘッドセットの着用をオススメします。
どこから銃声がするのか、どこから敵が近づいてきているか、判断するためにはヘッドセットが最適です。
おすすめモデル紹介【2021年5月5日版】
ここからは本日時点、コンセプト別に私が選ぶオススメモデルのご紹介。
ASUS VG245HE-J【PS4が遊べれば十分!最強コスパの激安モデル】
価格 | \18,370 ※2021/5/5時点 |
サイズ | 24インチ |
解像度 | フルHD:1920 x 1080 |
応答速度 | 0.6ms |
リフレッシュレート | 75Hz |
パネル | TN |
VESAマウント | 100×100mm |
スピーカー | 有 |
接続端子 | HDMI1.4×2 / D-sub / ステレオジャック×2(入力/出力) |
Amazon取扱開始日 | 2020/5/28 |
更に安いBenQのGL2480(\14,949 ※2021/5/5時点)というゲーミングモニターもありますが、信頼度も含め私的にはこのASUSのモデルが一番のオススメ。
型番違いのモデルを利用している格ゲー仲間も多く、自信を持ってオススメできるゲーミングモニターです。
とは言え、後述したBenQもゲーミングモニターのメーカーとして非常に信頼度の高いメーカーですので、値段の安さを考慮してBenQのGL2480を購入するのも全然アリです。(正直どちらを載せるか最後まで迷ったレベルで、このBenQのモニターは頻繁に在庫切れを起こしています。安すぎ。)
ちなみにこれらのモデルのリフレッシュレートは75Hzまで。
今後PS5やPC版のゲームも遊んでいきたいという方には、性能を十分に引き出せず、物足りなくなる可能性がありますので、この点承知の上選んでいただければと思います。
PS5やPC版でのゲームプレイを考慮してモニターを選びたい方は次に紹介するモデルをオススメ。
ASUS TUF Gaming VG249Q1R【PS5もOKの最新モデル】
価格 | \27,080 ※2021/5/5時点 |
サイズ | 23.8インチ |
解像度 | フルHD:1920 x 1080 |
応答速度 | 1ms MPRT(4ms GtoG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
パネル | IPS |
VESAマウント | 75×75mm |
スピーカー | 有 |
接続端子 | HDMI1.4×2 / DisplayPort1.2×1 / イヤホンジャック |
Amazon取扱開始日 | 2020/10/30 |
昨年末の発売当初から気になっていたモデル。新しくて高性能、PS5での120Hzも確認できているようです。PCでも165Hz出るのであれば十分かと思います。IPSパネルでこの性能は凄い。
私がいまモニターも何もない状態でどれかを買うとしたらこれを選びます。
価格の変動が激しく、安い時ならAmazonで\22,000前後で買えたもよう。。
BenQ ZOWIE XL2546K【絶対に後悔したくない人向け最強モデル】
サイズ | 24.5インチ |
解像度 | フルHD:1920 x 1080 |
応答速度 | 0.5ms(GtG) |
リフレッシュレート | 240Hz |
パネル | TN |
VESAマウント | 対応(サイズ不明) |
スピーカー | 有 |
接続端子 | HDMI2.0×3 / DisplayPort1.2 /ヘッドフォンジャック |
Amazon取扱開始日 | 2020/10/6 |
プロアマ問わず多くのガチFPSゲーマーが選ぶ、現実的な最強モデル。
これを買っておけば当分困ることは無いかと。
このモニターとNURO光が揃って負けたらそれは貴方の実力のせいです!!
僕もいつか欲しい憧れのモデルです。
あしながおじさんお待ちしてます…欲しいものリスト
こちらに並ぶモデルとなると、Dell ALIENWAREのAW2521Hが候補に挙がってきます。こちらはなんとリフレッシュレート360Hz対応…もうワケがわかりません。というか実際、人には違いがわからないレベルだと思うので半分自己満足になるかも。
(おまけ)MSI Optix G24C4【ジンが使用しているモデル】
サイズ | 23.6インチ |
解像度 | フルHD:1920 x 1080 |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
リフレッシュレート | 144Hz |
パネル | VA |
VESAマウント | VESA100 |
スピーカー | 有 |
接続端子 | HDMI1.4×2 / DisplayPort1.2 /ヘッドフォンジャック |
Amazon取扱開始日 | 2020/3/4 |
MSI様よりお借りして使用しているモニター。
以前まではAcerのKG271Pbmidpxという、27インチのリフレッシュレートも応答速度も速いものを使っていましたが、なぜだかOptix G24C4の方が快適だったのでゲーム用メインモニターとして乗り換えました。
やりやすい理由として考えられるのは、このモニターの特徴の“曲面”モニターであることと、”24インチ”前後のモニターであることと。
もしくは前述の通り応答速度ってメーカー参考値でしかないので、実はこちらの方が反応が良い?のかもしれません。
Amazonのセール時など2万円を切る価格で買えるのでコスパも良く自信を持ってオススメできるモデルです。
更に新しいモデルで、27インチのOptix G27C7というモデルもあり、大きめのモニターが欲しい方はそちらもオススメ。
まとめ・補足
以上、2021年5月5日現在でのおすすめゲーミングモニターのご紹介。
ここで紹介していないモデルや、意外と古いモデルでも良いモノはたくさんあると思いますが、あえて絞って紹介させていただきました。
バーチャファイターの新作については、本日時点でわかっている情報ではおそらくPS4用のソフトになることは間違いないかと。(ということは60fpsまで)
私自身は鉄拳同様Steam版(PC版)での発売を熱望していますが、このあたりはどうなるかわからない状況。
こういった状況の中で「どれを選んだらいいかわからない!」という方へ、価格とご自身の用途と照らし合わせて、少しでも参考になれば幸いです。
そして、前回もお伝えした内容ですが、
「普通の家庭用テレビでゲームしてるよ!」
って人、絶対ゲーミングモニター試してみてください。
世界が変わります。
格闘ゲームでも、アクションゲームでも同じです。
とにかく動きやすくなります。
勝てる様になるだろうし、上達も早くなるハズですよ!
最後に、安く買うために。
今回紹介した金額は、あくまで本日2021年5月5日時点での価格です。
Amazonなどのセールを狙ったりすれば更に安くなる可能性大。
私も見つけ次第お買い得なモデルをツイートで紹介していたりしますので、良かったらTwitterもフォローしていただけたらと思います。(ゲームに関するツイートばかりです)
ではでは、このあたりで。
コメント
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