【2024年3月】コスパ最強の中華製パッドコントローラーを買ってみた【BIGBIGWON】

chnpad Apex Legends

ジンです。

今回はPC用のパッドを試してみた話。
APEXに慣れてきた頃から背面ボタンの付いたパッドが欲しかったのですが、もともと使っていたPlayStationの純正コントローラー自体はものすごく優秀だし、安いからと言って下手に怪しいブランドのコントローラーを買ったら痛い目に遭いそう。かと言って追加ボタンが付いていたり使い勝手が良く精度の高い”プロコン”と言われるものは、高価すぎたり、海外から購入する必要があったりで、なかなか手が出せずでした。
しかし、最近になって安価で品質の高い中華製パッドコントローラーが続々出てきているので、いくつか買って試してみた、という内容になっています。

結論から書いておくとオススメはコレ
記事の最後にはこれから発売される注目機種を紹介。

今回の記事の中で紹介するパッドは残念ながらPlayStationでは使えず、あくまでPC/Switch/Android用だったりしますが、それらのプラットフォームで質の良い安価なパッドコントローラーをお探しの方へ、参考になれば幸いです。

では本文。

パッド選びにあたって重視した点

追加ボタンの有無

基本的にはPlayStationやXboxの純正のコントローラーは凄く優秀で、十分操作は可能ですし、純正コントローラーで活躍しているFPSのプロ、格闘ゲームのプロ、たくさんいます。

でも…

背面ボタンが欲しいんや!!

背面に限らず追加ボタンがあると、特殊な持ち方をしなくても複雑な操作をしやすくなります。これを大きな理由として、APEX LEGENDSを始めて以来、背面ボタンを搭載する、通称”プロコン”と言われるものの購入を検討していました。

代表的なものだとSCUFNaconなどが有名ですが、とにかく高い。加えて日本では手に入りづらかったり、海外への注文になってしまって高いわ届くの遅いわ色々怖いわで、なかなか手が出せず。

アナログスティックの精度

背面ボタンがついていて、且つ純正コントローラーと同等以上に精度の良いアナログスティックを有しているかどうか。

これが一番大きな問題で、昔は安いからといって聞いたことのないブランドのコントローラーを注文してしまうと、微妙な操作が全く効かないダメコントローラーに当たってしまうことが殆どでした。
前項でも書きましたが、PlayStation/Xboxの純正コントローラーって本当に優秀。

この点に関しては使ってみるしかない部分もありますが、それなりに売れている商品であれば、他の購入者のレビューやYouTube動画を見比べたりして、精査していきます。

ポーリングレート

ポーリングレートとは?

ポーリングレートとは、パッドがコンピュータに対して自身の位置情報を報告する頻度を指します。この値は一般にヘルツ(Hz)で表され、1秒間に何回情報を送信するかを示します。たとえば、ポーリングレートが1000Hzのパッドは、1秒間に1000回コンピュータにデータを送信します。

入力遅延的なものだと思ってもらえればいいと思います。ゲーミングモニターで同じように”Hz”で表されるリフレッシュレートと同じ感覚です。要するに数字が高ければ高いほど、緻密且つレスポンスの良い操作が可能になります。

250~500Hz前後のモデルが多く、特に不便さは感じないかと思いますが、最近は1000Hzのモデルも増えてきており、よく触る方なら、違いがわかります。このあたりの感覚も、モニターにおけるリフレッシュレート60Hz→144Hz→240Hz~の感覚に近いかなと。
※PlayStation/Xbox純正コントローラーのポーリングレートは250Hz。

その他

  • “トリガーストップ”がついているかどうか。
    パッドで言うLTRT、上部奥側についている各ボタンを操作する際、少しの押し込みで入力反映してくれるか、最後まで押し込まないと反応してくれないか、という点。
  • “マウスクリック”かどうか。
    これは好みにもよりますが、各ボタンの押し心地が変わります。マウスをクリックした時のような”カチッ”感が欲しい方はマウスクリックがついているものを選びましょう。但し、マウスクリックのパッドは高価になりやすいです。
  • 握り心地はどうか。
    これは手の大きさにもよりますが、握り心地がイマイチだったり、ボタンが押しにくかったり、個人差もあります。YouTuberさんによっては自分の手の大きさを伝えつつ、そのあたりの感覚もレビューしてくれている方もいるので、それらを参考にすると良いです。
  • 追加ボタンの位置
    前項にも若干関連しますが、追加ボタンが押しやすいモデル、誤操作を誘発しやすいモデルがあります。これも前項と同様、他者のレビューを参考に選ぶのが良いかと思います。

試したコントローラー

前述の内容を踏まえて、二つのコントローラーを購入してみました。

[GameSir]T4 Kaleid 5,799円(2024年3月時点)

『ホールエフェクトセンサー(※)』を採用したGameSirの高性能パッドコントローラーです。
GameSirはここ数年良い製品を連発している中国のメーカーで、他にも幾つか評判の良いモデルはあったのですが、『ホールエフェクトセンサー』『マウスクリック』を搭載するこのモデルをチョイス。『ポーリングレート』は1000Hz。

ホールエフェクトセンサーとは?

“ホール効果”を利用した磁場を検出するためのセンサーを利用した非接触式のデバイス。詳しい説明は誰も読みたくないと思うので割愛しますが、要は耐久性/正確性を両立させるための技術。操作の精度が高く、壊れにくい。

個人的所感

ウワサの『ホールエフェクトセンサー』めちゃくちゃ凄い(気がします)。僕自信がそこまでエイムに自信が無いので、明確に違いがわかるかと言われると明言はできませんが、細かい入力でもしっかりと反応してくれるだけでなく、ドリフト(※)も少ない素晴らしいコントローラー
※ドリフト…スティックを操作していない時にも反応してしまう現象。

ただ、このコントローラー若干小さめで、僕の手が大きいせいか握りがしっくりこない点に加えて、背面ボタンが誤爆しやすかった点、LBボタンを奥目に押すと反応しないことが頻発しました。マウスクリックのカチカチ感はホントに気持ち良いんですけどね…。

こんなに安いコントローラー(\6,000弱)でこんなに使い勝手の良いモノが買えるんだと感動しましたが、上記の懸念点のために別のコントローラーも試してみることに。

[BIGBIG WON]Rainbow 2 Pro 12,999円(2024年3月)

続いて試したのがこちら。BIGBIG WONというメーカーの製品。
当初あまり有名なメーカーではないこともあって、正直怪しさ満点だったのですが、たくさんのYouTuberから高評価を受けていたこのパッドを購入。

パッド単品でも8,000円前後と、GameSirの製品と比べると高価になりますが、Rainbow2 proチャージングドッグと替えのスティック、替えの十字キーが付属するモデルが絶対にお買い得です。

個人的所感

この製品は『ホールエフェクトセンサー』も『マウスクリック』も搭載していません。
なのですが…

めちゃくちゃスティックの精度がイイ!!です。

ホールエフェクトセンサーに負けずとも劣らず、ドリフトも少ない良いコントローラー。もしかしたら個体差があるかもしれませんが、軒並み評判が良いのでそんなことも無さそうです。こちらもポーリングレートは1000Hz

他にも良いところがたくさん。トリガーストップ有り背面ボタンの誤爆ゼロ上部の追加ボタンが押しやすいスティックの高さは3種類付属(※)、PS/XBOXどちらのフリークも装着可能typeCの接続口が窪んでいない(T4 Kaleidは窪んでいるので接続できるコードを選ぶ)etcetc…
※チャージングドックがセットのモデルのみ。別タイプの十字キーも付属。

悪いところが見当たりません
今買えるFPS用廉価パッドとしてはこれが最強です。

全くケチのつけどころが無く、2台目にして早くもファイナルアンサー。
APEXをする際、背面&追加ボタンのおかげで壁ジャンプもスキルも使いやすくなり、ゲームがより楽しくなりました。Rainbow2 proを使っているレビュアーの方も凄く多くて、本当にオススメ。

格闘ゲームで使うにはどうなのか

ここまでは主にFPSで使うことを想定して紹介してきましたが、では格闘ゲームで使うとなるとどうか。

結論から言うと「ナシではない」程度です。
「格ゲーにも使いたい」なら問題ありませんが、「格ゲーが強くなれるかも!!」と考えているのであればオススメはしません。

というのも、遅延が少なくて押しづらくなく、誤操作が発生しないなら、格ゲーをプレイするにあたってそこまで差は出ません。結局大事なのは慣れと練習

もしも格ゲー専用として購入を検討するなら、オススメはこちら。

[HORI]ファイティングコマンダー OCTA 9,800円(2024年3月)

現在販売されているモデルから格ゲー用パッドを選ぶなら、これ一択と言い切れるほど。
強みについては公式サイトに特徴として記載されていますが、

  • 調整可能な十字キー
    ナナメ入力を入りやすくするなど、微調整が可能。
  • 八角ガイドスティック
    一部アケコンレバーにも採用されている八角ガイドを採用。より正確な操作が可能に。
  • 正面6ボタン
    バーチャファイターや鉄拳をプレイする場合はそこまで意識しなくても良いかもしれませんが、ストリートファイターで使うことを想定した場合、弱中強それぞれパンチキックの6ボタンが正面にあるボタン配置は、直感的に扱いやすくなります。
ジン
ジン

ちなみにストリートファイターのプロゲーマーでパッドを使うプレイヤー、特に海外ではプロプレイヤーのほとんどがパッドを使用していて、その中で最も使用率が高いのはPlayStationのDualShock(3,4,5それぞれ存在)です。PlayStationの純正コントローラーって本当に優秀。

まとめ

以上、自分が試してみてコスパ抜群だったパッドコントローラーの紹介記事…なんですが。
少し前から界隈で凄く注目されているコントローラーがありまして、現在海外通販サイトのアリエク(Aliexpress)でしか購入できないものの、ホールエフェクトセンサーを採用しつつ正面6ボタン(特殊配置)という特徴で大絶賛されているパッドがあります。

僕自身興味もあり、購入を検討しています。この製品は上記の通り現在は海外のサイトからしか購入できないので不安に思う方もいらっしゃるかもですが、アリババグループが運営しているサイトですので、購入やカード情報に関するトラブル、商品受取のトラブルなどはほぼほぼ心配ないらしい、です。実際僕も別の製品ですが注文してみたところ、何の問題も起こらず無事に届いています。

それでも「海外サイトは不安」という方向けの朗報として、こちら今月中に日本で購入できるようになるようです。これがAmazonや大手量販店などで扱われるようになれば、かなり有力な候補になるかと。

パッドは、人によっては本当にたくさん使うものなので、モノにこだわったほうがゲームそのものもより楽しめるのではと思います。
格ゲーマーの多いこのブログの読者の皆様にはあまり意味のない記事かもしれませんが、ふと別ゲーをやってみたくなった、PCでゲームをしたくなった、など、ここまでこの記事を読んでくださった方の参考になれば、僕も嬉しいです。

またオススメの製品見つけたら紹介します。
それでは、また。。

コメント

  1. […] 先日の記事でも紹介したBIGBIGWONのモデル違い。こちらは新しく発売された廉価版になりますが、この値段で替えのスティック、十字キーが付属するため更にコスパがアップ。PCゲーマー […]

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