ジンです。
アケコン、正式名称はアーケードコントローラー、アーケードスティックとも言われます。
アーケードでプレイする格闘ゲーマーにとっての家庭用メインツールとも言えるアレです。
5/27のVFes家庭用公開発表を受けて以来、本日まで毎日のように友人達にコンサルして1日平均2,3個アケコン売りつけてます。
インセンティブください。
…それは冗談ですがさすがに毎日同じ話するのも疲れてきたので、僕が知っていること、オススメのアケコンを紹介していきます。
間違った情報、追記したほうが良い情報などあればご指摘いただけたら幸いです。
それでは本文。
アケコン選びにおいて重要なこと
アーケードと同じ環境にこだわるかどうか
我々アーケード勢にとってはこれが重要で、レバーとボタンがゲームセンターでプレイしていたものと同じかどうかを求めるかがまず大事。
同じを求める場合は、”三和電子“のレバーとボタンを選びましょう。
HORIのアケコンはHORI製のレバーとボタンが初期装備になっているので、別途揃えて換装が必要。
別メーカーからは換装済のモデルも多数発売されています。
アーケードと同じ環境にこだわらない場合は、選んだモデルに慣れる、または自分で触ってみて選ぶのが良いかと思います。
人によっては、アーケードに近い環境が良いけれども、家の都合で”音”をできる限り抑えなければいけない場合は、『静音レバー』や『静音ボタン』に換装してプレイする場合もあります。
初めから静音パーツが換装されていることで有名な『リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA』。
一概に”NG”とは言えませんが、アーケードでプレイする人間からは軒並み評判が悪いです。
購入を考える場合は必ずテストプレイしてからの購入をオススメします。
アーケード勢で、もし静音パーツを取り入れる場合にオススメは『三和電子製高反発静音レバー』と、『GamerFinger製ゲームスイッチ φ30』です。値段は高いですが、上級者の中でも使用者が多く、評判がとても良いです。色んなデザインが用意されていてビジュアル的にも◎。
重要(かもしれない)点がもうひとつ。
アケコンの配置には従来のビュウリクス配置に加え、レバーとボタンの配置が異なるノワール配置というものがあります。
感覚が違うので気にする人は必ず確認。
製品ごとの『遅延』はどうか
家庭用のアケコンには、製品ごとに『遅延』があります。
遅延とは、入力を行ってからゲームに反映されるまでの速度のことを指します。
良いアケコンとは遅延がゼロに近いものを指し、安いアケコン、聞いたことのないメーカーなどはこの遅延の数値が尋常じゃなく悪かったりするので注意。
Googleで”アケコン”、”遅延”などのワードで検索すると遅延表もチラホラ出てきます。
※最新のアケコンを比較表を比較したものは見つけられなかったので割愛。
コマンド入力を妨げず安定するかどうか
普通重いもの、大きいものは敬遠されることが多いですが、アケコンにおいてはそうではありません。
膝置きでプレイする機会が多い場合、複雑なコマンドを入力してもアケコンがぶれない重量や安定感が重要になります。
重量があり安定性があるモデルはそれだけ高価になりがちなので、机に置くまたは軽くても気にならない方は後述する軽量おすすめアケコンを選ぶのもアリ。
おすすめアケコン3選+α
【1位】QANBA Obsidian / Pearl
参考価格:\25,000前後。
プロアマ問わず多くのガチゲーマーが選ぶコスパ最強モデル。
バーチャファイターに限らず、使用しているプロゲーマーの名前を挙げていけばキリがないほど。
三和レバー&ボタン、入力遅延が少なく、安定性があり、デザインも◎。
文句無しのイチ押しモデル。
黒がビュウリクス配置、白がノワール配置ですが、天板を交換すれば自由に変更可能。
ヒットボックス化(※)して使用する猛者多数。
天板のパネルの下にイラストなどを挟み、カスタマイズしてもカッコイイ。
※レバー入力までボタンに置き換えた特殊仕様。ウメハラ氏が導入したことで有名。
ひとつだけ難点をあげるとすると、一部の高級モデルのようにワンタッチでボックスが開くギミックなどは搭載されておらず、カスタマイズや修理の際は工具が必要。
ちなみにバーチャファイターeスポーツ公開およびギルティギア新作公開が重なり、6月上旬軒並み品切れとなった模様。
(2021年8月追記)
QANBA Pearlを2か月ほど使用してみて、3点ほどマイナス要素があったので追記しておきます。
- サイズがずば抜けて大きい
・本体サイズ(幅×奥行×高さ)mm:461 x 266 x 121 (スティック除く)
・本体重量 g:3,000(ケーブル含む)
これは安定感の裏返しでもあるのですが、とにかくデカい、重い。
持ち運ばない人であれば関係ないかもしれませんが、今後オフラインイベント等で持ち運ぶ可能性がある自分としては結構なマイナス要素。 - イヤホンジャックが壊れやすい
アケコン側のイヤホンジャックがすぐ壊れる、という声をよく聞きます。
有識者によると「電圧の問題らしくアケコン側のLEDをOFFにすれば壊れない」らしい。 - 一部のボタンを換装するには加工が必要
これは特にPearlに採用されているノワール配置利用時の問題なのですが、ねじ式のボタンを取り付けようとすると、配置の問題でそのままでは換装できないケースがあるようです。要確認。
【2位】HORI ファイティングエッジ刃
参考価格:\20,000前後。
Pearl販売開始前は、ノワール配置を好むプレイヤーにとっては一択だったと言って良いかもしれません。
遅延も小さく、デザインもシンプルで非常に評判の良いモデル。
あまり高価でないのもポイントが高いが、レバーとボタンはHORI製のため、多くのプレイヤーは好みのパーツに換装して使用している。
※旧ファイティングエッジ刃はPS4対応していないので注意。
【3位】HORI リアルアーケードPro.N HAYABUSA
参考価格:\15,000前後。
周りで使用しているプレイヤーが少なくサンプルが無いのですが、凄く評判が良い”らしい”。
今回紹介する中では比較的安価で、ノワール配置でも良いライトユーザーにオススメ。
【憧れる】Victrix Pro FS Arcade Fight Stick
参考価格:\40,000前後。
僕が知る中で最高級のモデル。
Obsidian/Pearlより優れている点としては、ワンタッチでコンパネが開き、カスタマイズが楽。
独自のレバー機構を備えていて、持ち運び時にレバー部分の取り外しなどできる。
デザインが最高…欲しい。
聞くところによると中の音が反響しやすいらしく、ボタン音が気になる…人もいるかも。
もしも!!万が一!!
気が向いたら、ご支援お待ちしてます。
『松下大サーカス支援物資』
【無骨で渋い】Nacon Daija Arcade Fight Stick
参考価格:\33,000前後
Padなどの家庭用製品で評判の良いNaconが、海外のプロゲーマー”Kayane”がプロデュースにさせて開発したアケコン。
こちらもワンタッチでボックスが開く機構が搭載されており、デザインが渋い。
【軽量/三和】Qanba EVO Dorone
参考価格:\15,000前後
元々家庭用アケコンの中で安価かつ遅延が少ないということで人気のあった『drone』というモデルに、初めから三和電子製品を換装済で販売したEvoコラボモデル。
軽く小さいためオフライントーナメント参加時に持ち運びしやすいというメリットがある反面、安定感が無い。軽いアケコンを好む方には超オススメ。
【条件付き】Mad Catz E.G.O.
参考価格:\18,000前後
知らない間にMad Catzが復活?
以前Xboxで使っていたMad Catzのアケコンが物凄く気に入っていたので、購入を検討してレビューを見ると…。
PS、PC、Xbox、Switchと機種を問わず使用できる点非常に優秀なのですが、そのためかPSに接続する際は、アケコンにPSコントローラーを接続しないとアケコンを認識してくれない。
この不便に耐えられるならアリかもしれない。
【使用者多数】HORI リアルアーケードPro.V HAYABUSA
参考価格:\15,000前後
おそらく家庭用の格闘ゲーマーで一番使用者の多いモデルがこれかと。
従来ビュウリクス配置の安定信頼モデル。
まとめ
メーカー | モデル名 | パーツ | 配置 | 参考価格 2021/6時点 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
QANBA | Obsidian | 三和 | ビュウリクス | \25,000 | ★★★★★ |
QANBA | Pearl | 三和 | ノワール | \25,000 | ★★★★★ |
HORI | 刃 | HORI | ノワール | \20,000 | ★★★★☆ |
HORI | RAP.N | HORI | ノワール | \15,000 | ★★★☆☆ |
Vicrix | Pro FS | 三和 | ビュウリクス | \40,000 | ★★★★★ |
Nacon | Daija | 三和 | ビュウリクス | \33,000 | ??? |
以上、僕が知っている中でのオススメアケコンまとめになります。
結局アーケード勢に向けてのオススメとなると、三和電子製品採用且つ遅延が少ない中でコスパの高いObsidian/Pearlの一択になってしまうかなと思います。
その他のアケコンだとどうしても換装が必要になってしまうので。
ただ、せっかくのマイアケコン、思い切って凝ったカスタマイズを行うのも手です。
- UFB基盤(※)を導入して遅延ゼロのマルチコンソール※過去記事参照
- ゴールデンレバーやOTTO V5などのレバーカスタマイズ
- Gamerfingerなどのボタンカスタマイズ
- ヒットボックスなどのそもそものアケコンカスタマイズ
などなど。
興味がある方は色々と調べてみると奥が深そうです。
また色々とわかったら追記していきますね。
最後にもうひとつ。
アケコンを安く手に入れる方法として、上記で紹介したショップから購入する方法以外に『メルカリ』などで探す方法もあります。
興味ある方はこちらの記事もどうぞ。
それでは、そんなところで。
ではでは、また。
コメント
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